届かぬ手紙…T君最近、君にはよく会うよね。会うというか、見かけるという感じ。 お互いすれ違ったフリをしている君と僕。 僕には声をかける勇気が無くて、気付かぬフリ。 それでもわかるんだよ、君も僕と同じだよね。 記憶の中の君の視線は、いつも僕だけを見てた。 いつも笑っていた。僕と話すときは、幸せそうだった。 いつから狂ったのか、天使に見えた君が、 悪魔のように思えたあの日あの時。 それでも僕は君を好きだし、 君も僕を好きでいたよね。 君のとった行動が、結果的に僕を苦しめ、 僕のとった行動が、君を苦しめた。 お互い傷つきあったあの頃は、 忘れられない苦い苦い記憶の彼方。 「人生は思い出という名の牢獄だ」 ある作家の言葉。 僕にはこの言葉が痛いほどよくわかる気がする。 それでも、例え暗い記憶の中で苦しんだ自分自身を 思い出したとしても、君のこと忘れられないのは、 君がとても大切な人だったから。 いつの日か君の記憶から僕はいなくなるかもしれないけれど、 僕には君のこと、忘れることなんて、できやしない。 元気でいてくださいね。 そしていつかまた、どこかで、笑顔の君を見せてください。 近くて遠い、大好きだった君へ…。 会いたいよねぇ会いたいよ 記憶の中の 笑顔だけ優しすぎて どうしようもない 君の事思い出す日 なんてないのは 君の事忘れた 時がないから 会いたいよねぇ会いたいよ 記憶の中の 笑顔だけ優しすぎて どうしようもない ジャンル別一覧
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